最近ピッコマ漫画をきっかけに
韓国の小説を翻訳アプリで読んでます。
それでついでに韓国語の勉強もすることにしたのですが、
ここでiPhoneのAnkiアプリが大活躍!
せっかくなのでiPhoneでAnkiアプリを開いたときに
自動的に単語や例文の音声を再生できるようにして、
さらに辞書サイトへのリンクもすぐに開けるようにしました。
もし韓国語の勉強中の方がいたら、
ぜひ試してみてください。
そもそもAnkiって?
Ankiアプリは、単語帳などのフラッシュカードを
自作できるサービスです。
リンク Anki – powerful, intelligent flashcards
デジタルだからいくら増えてもかさばらずに
すべてのカードを持ち歩けるし、
なんと言っても復習のスケジュールを
自動的かつ最適に組んでくれるのが最大の魅力!
何も考えなくてもAnkiさえ使っていれば、
忘れる前&忘れた頃に勝手におさらいができるのです。
こんな素晴らしいAnki webは
なんと無料で使えるのですが、
リンク Anki – powerful, intelligent flashcards
開発費を支える目的で
iPhoneアプリだけは有料です。
AnkiMobile Flashcards
Ankitects Pty Ltd¥3,060posted withアプリーチ
ちなみに後になればなるほど
お値段上がってくので、早めのゲットがお勧め。
私は使用初日、もっと言うなら使い始めの数時間で元を取れてしまった、と思いました。
普段AnkiはiPhoneアプリの方を使っています。
Mac版のAnkiアプリは、
カード登録やノート(テンプレート)の作成以外
使ってないような気が……。
暗記物はちょっとした時間で進めたいので、
そういうふうに使い分けしています。
なので今回説明する方法も、
MacではなくiPhoneアプリのAnkiで自動再生する方法です。
単語や例文を音声で読み上げて欲しい
やっぱり言語は音を確かめながら勉強していきたいですよね。
とりあえずやりたい事は、
単語カードに書かれている単語と例文の2つを
音声で読み上げてほしいです。
音声を再生させる方法としては
- TTS(=Text to Speach、機械による音声合成)で喋らせる
- MP3などのメディアを直接埋め込む
の2通りがありますが、
これからどんどん単語を登録していくにあたって、
いちいちMP3などのファイルを用意するのは現実的ではありません。
なので今回はTTSで喋ってもらう方法を採用しようと思います。
どうせなら自動再生してほしい
さて、iPhoneではこのTTSが元々標準装備されているので、
環境設定をちょっといじれば
選択項目を読み上げ
というのが簡単にできます。
でも私はものぐさなので、
カードを開いたときとか裏側をめくったときに、
音声を自動再生させたいんですよ。
だっていちいち選択→読み上げするの、面倒ですし(∀`*ゞ)テヘッ
そこでカードを開いた時や
解答を表示したときに、
自動で音声を再生するようにしました。
具体的には
- カードを開いたときに単語を
- 裏側の解答を表示したときに例文を
読み上げるようにしたい。
辞書へのリンクも追加したい
さらにどうせ作るなら、
音声を読み上げるだけでなく
その単語を辞書ですぐに引けるようにしたいと
考えました。
私は物書堂さんの辞書アプリを愛用しています。
辞書 by 物書堂
物書堂無料posted withアプリーチ
そして物書堂さんからは韓日・日韓辞書の
小学館 韓日・日韓辞典もリリースされています。
韓日・日韓辞典
物書堂¥4,040posted withアプリーチ
今はまだゆるっと勉強気分を味わっているだけなので
まだ辞書を手に入れていませんが、
今後本格的に勉強していきたくなったときに
この小学館 韓日・日韓辞典を買うのは目に見えています。
なのでリンクをタップしたときに
物書堂さんの統合辞書アプリが立ち上がるように、
以下のURLスキームをリンクの形で組み込んでおきます。
mkdictionaries:///?text=
さて上述の通り私はまだ韓日・日韓辞典を持ってないので、
今すぐ使える無料辞書サイトへのリンクも貼ります。
参考までに私が貼っているのは
以上のサイトです。
Krdictは発音の確認もできるのでオススメです。
LingQでは文脈の中でその単語がどう使われているかを確認できます。
発音確認サービスFORVOも追加したい
辞書を追加しただけでも十分かもしれませんが、
私はさらにFORVOへのリンクも追加しています。
FORVOというのは単語の発音を再生できるサイトです。
最大の特徴は、
その単語を複数のネイティブスピーカーが
録音したものを聞けること。
外国語を学ぶなら絶対に使いたいサイトなので、
これもカードにリンクを追加しておきます。
数々の希望を盛り込んで作ったのが、この単語帳
というわけで
- カードの表面を表示したときに単語を読み上げて
- 裏面の解答を表示したときに例文を読み上げて
- ワンタップで辞書と発音サイトへジャンプするリンクを追加
という希望を詰め込んだ
Ankiカードのフィールドとノートタイプ(テンプレート)の
作り方を書いていきます。
フィールド名
フィールド名はデスクトップ版のAnkiアプリで
- メニューバーの「ツール」>> ノートタイプを管理(⌘Command + SHIFT + N)
- 編集するノートタイプを選択
- フィールド…ボタンをクリック
という手順で設定できます。
今回は以下のように設定しました。
- 韓単語
- ヒント
- 意味[韓日]
- 例文[韓]
- 例文訳[韓日]
フィールド名は多分変数みたいなものでしょうから
ko-words とかの英語にした方がいいのかもしれませんが、
日本語でも動いたのでわかりやすさを優先しました。
カードタイプ表面
<span id="word">{{韓単語}}</span>
<script>
var w = document.getElementById("word");
window.setTimeout("speak(w.innerText)", 500);
function speak(word)
{
var speech = new SpeechSynthesisUtterance();
speech.text = word;
speech.volume = 0.5; // 音量: 0 to 1
speech.rate = 1; // 速度: 0.1 to 9
speech.pitch = 1; // ピッチ: 0 to 2, 1=normal
speech.lang = "ko-KR"; // 言語: 韓国語
speechSynthesis.cancel();
speechSynthesis.speak(speech);
}
</script> {{hint:ヒント}}
今回は韓国語なので
speech.lang は ko-KR にしました。
他の言語にする場合は
IETFのBCP 47言語タグの文字列で指定します。
- 日本語: ja-JP
- アメリカ英語: en-US
- イギリス英語: en-GB
- フランス語: fr-FR
- 中国語: zh-CN
- 広東語: zh-canton
- 台湾華語: zh-TW
- 韓国語: ko-KR
中国語は一応上で3種類挙げましたが、
- 簡体字の中国語: zh-Hans
- 繁体字の中国語: zh-Hant
というのも見かけたので
場合によってはこっちの方がいいのかな…?
ちょっと中国語事情はわからないので
はっきりせず申し訳ない。
リンク 言語タグ – HTML5
リンク 言語タグの比較
カードタイプ裏面
<script>
var w = document.getElementById("phrase");
window.setTimeout("speak(w.innerText)", 500);
function speak(phrase)
{
var speech = new SpeechSynthesisUtterance();
speech.text = phrase;
speech.volume = 0.5; // 音量: 0 to 1
speech.rate = 1; // 速度: 0.1 to 9
speech.pitch = 1; // ピッチ: 0 to 2, 1=normal
speech.lang = "ko-KR"; // 言語: 韓国語
speechSynthesis.cancel();
speechSynthesis.speak(speech);
}
</script>
{{韓単語}}
{{意味[韓日]}}
<a href="mkdictionaries:///?text={{韓単語}}">辞書</a> / <a href="http://kjjk.weblio.jp/content/{{韓単語}}">Weblio</a> / <a href="https://krdict.korean.go.kr/m/jpn/searchResult?nationCode=7&nation=jpn&divSearch=search&pageNo=1&displayNum=10&preKeyword=&sort=&proverb=&examples=&mainSearchWord={{韓単語}}">Krdict</a>
<a href="https://www.lingq.com/ja/learn-korean-online/translate/ko/{{韓単語}}/">LingQ</a> / <a href="https://ja.forvo.com/word/{{韓単語}}/">FORVO</a>
<span id="phrase">{{例文[韓]}}</span>
{{例文訳[韓日]}}
注意!発音が正しくないこともある
さてここで注意点ですが、
合成音声による自動読み上げは
発音が正しくないこともあります。
だからこそのFORVOです。
特にはじめての単語を登録したときは、
必ずFORVOで確認するようにしています。
韓国語も英語同様、
文字を見ただけで発音が推測できる言語ですから、
合成音声での発音に違和感を感じた時も確認しましょう。
まとめ
何か覚えるときには視覚だけでなく
聴覚や触覚など五感をできるだけ使うといい、と言います。
中でも外国語は
やっぱり音声と一緒に勉強した方がいいですね。
最初の手間は大変ですが、
一度仕込んでしまえばこの先ずっとラクできるのが
私好みです。
勉強中の方の参考になれば幸いです。
Copyright protected by Digiprove © 2020
コメント