最近ピッコマ漫画の原作小説(韓国語)を読んでるので、
Google Play ブックスアプリの
翻訳機能を使う方法をご紹介したことがあります。
ただこの方法、お手軽だけど
翻訳結果がいまいちなんですよね(;´∀`)
日本語もそうですが、
Google翻訳はどうも極東の言語が不得手なようで。
そこで今回「Google翻訳だとわかりづらい」と
お困りのマドモアゼルのために、
一手間かけてググッと読みやすくなる方法を書いてみます!
Google翻訳よりも精度の高い翻訳アプリを使う
以前ご紹介した方法だと
Google Play ブックスアプリ上で
すぐに翻訳結果を見られるのがメリットでした。
今回の方法はそれより手間がかかります。
が!
翻訳の質はGoogle翻訳よりも格段に上です。
なので、面倒でもやってみる価値はありますよ。
必要なものと手順の流れは、以下の通りです。
- 無料翻訳アプリ「Papago」
- スクリーンショットを手軽に取る準備
PapagoはNaverが提供している翻訳サービスで、
iOS/Androidアプリの他にWeb版も用意されています。
Papago – AI通訳・翻訳
NAVER Corp.無料posted withアプリーチ
Web版:リンク Papago
Papagoは翻訳の精度が高いだけでなく、
文章や言い回しも自然です。
英→日、韓→日だけでなく、
逆方向である日本語からの翻訳も
Google翻訳より細かいニュアンスが反映されてる感じ。
今回小説という10万語単位の文章を
両方で翻訳してみて、そう感じました。
大まかな流れの説明
さて、大まかな流れで全体像を把握してから
詳細説明にいきますよ〜。
繰り返しますが、用意するものは以下の2つ。
- 無料翻訳アプリ「Papago」
- スクリーンショットを手軽に取る準備
※「スクリーンショットを手軽に取る準備」もすぐ記事にします。
手順はこんな感じです。
- Google Play ブックスアプリで読みたい小説を開く
- スクリーンショットを撮る
- Papagoを立ち上げてスクリーンショットを読み込む
- 読み込んだスクリーンショットから翻訳結果を表示する
- (ついでに)Google Play ブックスアプリの翻訳機能で同じページを読む
Google Play ブックスアプリで読みたい小説を開く&スクリーンショットを撮る
購入方法と読む方法は以前記事に書いたので、そちらをご覧ください。
読みたいページを開いて、
スクリーンショットを撮ります。
Papagoを立ち上げてスクリーンショットを読み込む
Papagoを立ち上げて、
スクリーンショットを読み込みます。
例ではiPhone使ってますが、
操作方法はiOS版Android版ともに同じです。
読み込んだスクリーンショットから翻訳結果を表示する
スキャンが完了すると、こんな画面になります。
「テキストをなぞってください」とか書いてますが、大丈夫です。
なぞらなくても右下の「T」で翻訳結果を一発で表示できますから。
翻訳履歴でまとめ読み
Papagoでは翻訳履歴が残るので、
私は5枚ずつスクリーンショットを読み込んで、
翻訳履歴からまとめ読みしてました。
なぜ5枚かというと、あまりに大量に読み込もうとすると
スクリーンショットを選ぶときにどこまで処理済みか
迷子になってわからなくなるからです(笑)
翻訳履歴の見方は以下の通りです。
Google Play ブックスアプリの翻訳機能で同じページを読む理由
これは実際に翻訳結果を比較してみるとわかるのですが、
片方で「なに言ってんだかサッパリわかんない」のに、
もう一方ではしっかり翻訳されていた。
……ということがわりと頻繁におきます。
なので翻訳比べをしてみるというのが、まず一点。
あとはこれまた結果を比べてみるとたまにあるのですが、
翻訳結果が正反対! ということもあります。
Google翻訳だと肯定文なのに、Papagoだと否定とか。
自分とか私、と書いてあるけど本当は彼・彼女とか。
そんなときは意味が通る方を読むと納得するので、
私は両方読んでいます。
そして最後にこれも大きな理由ですが、
両方の翻訳結果に目を通すことで
「機械翻訳しづらい言葉のデータベース」が
脳内に自然と蓄積されて、どんどん推測しやすくなります。
どういうことかというと、例えば
「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」や
「捨てられた皇妃」のような貴族社会が舞台の話だと、
使われている用語が翻訳ミスされやすい傾向があります。
詳しくは次項で書きますが、
そんなときGoogle翻訳とPapagoの両方を見ておくと
何となく推測できる場面も結構多いのです。
公開!覚えておくと便利な「翻訳しづらい単語」たち
そんな翻訳しづらい単語満載の
「これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!」と
「捨てられた皇妃」の中から一例をピックアップ。
誤訳 | 推測 |
後の作家 |
公爵家(侯爵家)
|
工作 | 公爵 |
工費 | 皇妃 |
対空/対共 | 大公 |
対空費 | 大公妃 |
ペグニャン | 伯爵様 |
ヨンエ/英愛 | 令嬢 |
ビジョン下 | 妃殿下 |
ジム/荷物 | 余 |
作為 | 爵位 |
他にも思い出したら追記していきます。
違和感のある翻訳は同音異義語を連想する
これは完全に日本語と韓国語だから
できるワザなんでしょうね、きっと。
前項の誤訳と推測を見て
お気づきになられた方も多いでしょうが、
翻訳が変だと感じたら同音異義語を考えるといいです。
工作→こうさく→こうしゃく?→公爵!
ジムというのも最初わけわからなかったのですが、
朕かもしれない! と思ったらその通りでした。
「荷物」が韓国語で짐(チム)だったので、
翻訳時に混在したのでしょう。
こうなってくると小説の内容だけでなく
韓国語自体興味が出てきて、結果、最近勉強してます(∀`*ゞ)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
面倒くさい?
うん、そうでしょうね。
でも前回の記事の方法で読もうとしても
サッパリわからん!!
…という方のお役には立てると思います。
Google Play ブックスで読める韓国語小説は
デフォルトのGoogle翻訳とPapagoの二本立てで。
ぜひ試してみてくださいね^^
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