C言語の勉強のために結局 Windows7 にも gcc を入れたので手順覚え書き

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暑いですね~ほんとに(;´Д`)
こうも暑いとプログラミングの勉強もなかなかはかどりません。
それでも一応コツコツ勉強進めてます。

進めてはいるのですが、初心者なので時々思わぬ罠にはまったりします。
例えば誤植に捕らわれて、前に進めないとか(;´∀`)

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そんなわけで、つい先日も誤植に引っかかるわ暑さですぐ横になりたくなるわで全然進まず、そのうち

「これは学習用C言語開発環境のエラーなんじゃないか」

とか思い始めて、疑心暗鬼に陥ったわけです。

で、疑心暗鬼のあまり、ついにWindowsでもgccでコンパイルできる環境を整えてしまいました。

何のためにWindows使って勉強してるんだか……。
(※Windowsなら学習用C言語開発環境を使えるー!と思いついてプログラミングの勉強再開したのに…
Macの復活がフェイクだったのでプログラミングの勉強を再開しました

Windows でもC言語コンパイルできるためにしたこと

まあそれはどうでもいいとして、とにかく簡易的ながらもC言語の開発環境を導入したので、
今後またWindowsを再インストールした時とかのために覚え書きしておきます。

ざっくりとした手順は、以下の通りです。

1.MinGWのダウンロード
2.MinGWのインストール
3.PATHを通す

これでコマンドプロンプトからコンパイル&結果確認ができるようになります。
コマンドプロンプトでどうやってコンパイルするかは後ほど説明するとして、まずはMinGW導入に関しての説明です。

ところでどうしてMinGWなの?WindowsでのC言語開発環境

学習用C言語開発環境という素晴らしい恩恵を疑った罪深い私は、
さながら母親の温かい手を振り払ってテチテチと歩き出した幼子のように
C言語開発環境について調べたわけですが、
Windowsでは大体次のような感じみたいです。

  1. VisualStudioという統合開発環境を入れる
  2. BCC (Borland C++ Compiler)を入れる
  3. MinGWを入れる

Visual Studioは、Microsoftが提供してくれてる統合開発環境です。
Windows版とMac版も揃っていて、下位バージョンならなんと無料

無料の IDE と開発者ツール | Visual Studio Community

言語もC#、Visual Basic、F#、C++、HTML、JavaScript、TypeScript、Python などが使えます。
将来C++とかC#とか移行する予定があるなら、コレ入れちゃうのが一番いいかも。

私はC++とか進む予定ないし、何より今使っている中古ThinkPadちゃんには
Visual Studioのような統合開発環境を入れるほどのディスクスペースがありません( ̄∀ ̄;)
そうなんです、統合開発環境って容量デカいんですよ…Xcodeとかも5GBとかしてた気がする…。

BCC (Borland C++ Compiler)は「苦C」でも紹介されてますね。

Borland C++ Compiler のインストール – 苦しんで覚えるC言語

でも何となくBorlandって響きは迫力があって怖いので(?)、私はMinGWを入れることにしました。

MinGWのダウンロードとインストール

ではでは、MinGW導入の覚え書きです。

1.MinGWのダウンロード

以下のMinGWの公式サイトにアクセスして、MinGWをダウンロードします。

MinGW | Minimalist GNU for Windows

右サイドバーの上部にダウンロードリンクがあります。

MinGW公式サイト

2.MinGWのインストール

インストーラ(mingw-get-setup.exe)をダブルクリックしてインストールすると、MinGW Installation Managerというのが立ち上がります。

MinGW Installation Manager

左側で「Basic Setup」を選んでから、右の一覧で

mingw32-base

にチェックを入れます。
チェックを入れる方法は、右クリック→Mark for Installation を選ぶことでチェックできます。
もし将来C++も勉強する予定でしたら「mingw32-gcc-g++」にもチェックを入れましょう。

MinGW Installation Manager

チェックを入れたら、メニューのInstalltion→Apply Changesで適用させます。
これでMinGWは導入できました。

3.PATHを通す

実はこのままでは gcc が使えませんので、PATHを通します。
うちはまだWindows7使ってるので、Windows7の手順書きます。

PATHの通し方は2通りあります。

  1. 手動で環境変数をいじる
  2. フリーソフトを使う

私は1の手動でやってしまいました。
でも環境変数いじる欄は狭いし見づらいし、その上間違えると結構大変みたいです。
覚え書きなので手動の方法も書いておきますが、基本的には2のフリーソフトを使う方法をオススメします。

手動で環境変数をいじる方法

まず「システムの詳細設定」を表示させます。
入り方は、以下のいずれか。

  • スタート→コンピューター→コンピューターを右クリック→プロパティ→システムの詳細設定
  • コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→システムの詳細設定

システムの詳細設定を表示したら、右下の「環境変数」ボタンをクリック。

システムのプロパティ 環境変数

Pathの項目に、区切り文字は「;」で「C:\MinGW\bin」を追加します。

環境変数の編集 PATHにMinGWを追加

フリーソフト「Redmond Path」を使う

以下からRedmond Pathをダウンロードして実行します。

「Redmond Path」GUIでWindowsの環境変数“PATH”を編集できるソフト – 窓の杜ライブラリ

実行したら、メニューバーの一番左にある「+」をクリックして「フォルダーの参照」から

コンピュータ → Windows(C:) → MinGW → bin

と追加します。

4. gcc が使えるか確認

コマンドプロンプトに以下を入力してEnterキーを押したら
(※コマンドプロンプトの出し方は次項参照)

gcc -v

以下のようにずらずらとバージョン情報が表示されると思います。

コマンドプロンプトでgccのバージョン確認

どうやらPATHが通ったようですね(´▽`)
これでコンパイルができるようになりました。

コンパイルのやり方

さて、これでgccコマンドが使えるようになったので、実際にコンパイルしてみます。
大体、以下の流れです。

  1. C言語で書かれたファイルを用意する
  2. コマンドプロンプトを立ち上げる
  3. MinGWフォルダに移動する
  4. gcc、そして.exeファイルの実行

1. C言語で書かれたファイルを用意する

まず適当にテキストエディタ使って、C のコードを書いてください。
勉強中のサンプルでもかまいませんし、なければ

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    printf("Hello,World!!¥n");
    return 0;
}

とかでも。
とにかくコードを書いたら保存するわけですが、その時ファイル名の拡張子を「.c」にしてください。
「hello.c」とか。

保存場所はどこでもOKですが、ここではMinGWフォルダに保存しときます。

2. コマンドプロンプトを立ち上げる

コンパイルにはコマンドプロンプトを使います。
いわゆる黒い画面ですね。
あまり馴染みがありませんが、Windows7では

Windows のスタートメニュー → アクセサリ → コマンドプロンプト

にあります。
ちなみに,Windows 10 では更にわかりづらい場所にあるそうです。

一番左下のWindowsマーク → すべてのプログラムを表示 → Windowsシステムツール → コマンドプロンプト

だとか…毎回いちいち辿るの面倒なので、タスクバーにピン留めしときましょう。

コマンドプロンプトを立ち上げてるときに、
タスクバーに表示されてるコマンドプロンプトのアイコンを右クリックすれば
ピン留めするとか「タスクバーにこのプログラムを表示する」とか、
そんな文言出てくると思います。

3. MinGWフォルダに移動する

さてコマンドプロンプトを立ち上げるところまで来ました。

でもそのままいきなり gcc c. とか書いても実行できません。

cdで移動せずにgccを唱えた場合

普段コマンドラインなんぞ使わない私にとってはなにげに落とし穴でしたが、
まずは .c ファイルの保存してあるフォルダに移動する必要があるんですね。

今回の場合は、.c ファイルを保存してある MinGWフォルダに移動します。
移動するには、cd(change directory)コマンドを使います。

cd MinGWフォルダのパス

MinGWフォルダはデフォルトではCドライブ直下に作られるので、

cd C:¥MinGW

と入力します。

cdコマンドでディレクトリ移動

ちなみに手入力が面倒な方は、「cd 」(cdの後は半角スペース)まで入力したら、
移動先であるMinGWフォルダを引っつかんで「cd 」の後ろあたりに
直接ドラッグ・アンド・ドロップしても実は出来ちゃったりします。

4. gcc でコンパイル

.c ファイルを保存してるMinGWフォルダまで移動したら、
あとは以下のコマンドを入力してEnter押すだけ。

gcc ○○.c

例えば「gcc hello.c」とかですね。
すると hello.c ファイルを保存しているフォルダの中に、

a.exe

という実行ファイルが吐き出されます。
元の .c ファイルがどんな名前でも、出来る実行ファイルの名前は「a.exe」。

私は勉強のために使ってるので、実行結果さえわかればいいから a.exe のままでも気になりません。
でも中には出来上がる実行ファイルの名前をちゃんと付けたいって人もいるでしょう。
その場合は

gcc –o hello.exe hello.c

と、「-o ○○.exe」を付けましょう。

5. .exeファイルを実行して結果を見る

どうも私はフォルダの中に出来上がったホニャララ.exeを見ると
そのままダブルクリックしてしまいたくなるのですが、
残念ながらダブルクリックしても一見何も起きません。
(ちょー高速でコトが起きてて、見えてないだけかもしれないけど)

上手くコードが書けたかどうか確かめるためには、再びコマンドプロンプトを使う必要があります。
閉じたりしてなければコマンドプロンプト上ではまだMinGWフォルダにいるはずなので、そのまま

a.exe

と入れてみましょう。
もちろん「-o hello.exe」など、実行ファイルの名前をきちんと変えた人は

hello.exe

と打ち込みましょうね。
Enterキーを押すと、a.exe(hello.exe)と入力したすぐしたの行に結果が表示されます。

コンパイルして出来た実行ファイルを確認

参考サイト

windowsで快適なC/C++開発環境を作る – Qiita
Windows 環境変数 Path の設定方法
C言語入門 – MinGW – gcc の環境設定(パスを通す) – Windows環境 – Webkaru
C言語入門 – MinGW – gccのコンパイルと実行 – Windows環境 – Webkaru
平成年月日(PDF)

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