10日ほど前から断捨離を始めました。
今日は断捨離を始めたきっかけと、そもそも部屋がどんな状態になっていたかを書こうと思います。
いま、どんな部屋?
一言でいって、ひどいです。
子供の頃から片付けは、ものすごく苦手でした。
今いくつかエピソード書こうとしましたが、もう本当につらい思い出が多すぎて止めたくらい。
その上今回は、他にも手強い原因があります。
病気が発覚した後、とてもじゃないけど一人暮らしを続けられる状態にはなかったので、実家に戻ってきたんですよ。
その時の引っ越し荷物が、まだそのまま残っている状態です( ̄∀ ̄;)
家族の力を借りて引越しまでは無事できたものの、その後の開梱作業や物を空間に配置するだけの力までは残っていませんでした。
実を言えば、引越し直後の状態のまま放置した方がまだ良かったかもしれません。
何度か部屋の状態にストレスを感じてダンボールをいくつか開けたのですが、整理を始めてもすぐに力尽き、中途半端に荷物が解かれた状態になってしまいました。
それに加えて何かが必要になるたびに、ダンボールを開けてあちこちから引っ張り出してきたので、これまた中途半端に開いている箱がいくつかあるんですよね。
そんなこんなで部屋のあちこちに、いつしか複数の小山ができている状態になっている現在。
毎日起きるたびに
「あーーーー片付けなきゃーーーーーーー………」
と朝からため息をつく毎日が続いていた次第です。
なんて不健康な。
これなら開き直ってた方が、精神衛生上まだナンボかマシです。
断捨離のきっかけは、この本。
片付けや掃除をやりたい、やらなきゃ…と思い続けて幾星霜。
なかなか重い腰が上がりません。
何度かトライするたびに寝込んでしまうのも困りものでした。
その転機になったのが、こちらの本を読んだことです。
いわゆる「引き寄せの法則」の本ですね。
Kindle Unlimited のラインナップにあったので、気になって購読してしまいました。
この本の中で断捨離について触れられていたんです。
本の中では
毎日一つずつ物を捨てよう
とお勧めされていました。
もちろん散々片付けに悩んできたので、今までも
「まずは引き出しなどの狭い範囲から」
という話は聞いてきました。
でもできなかったんですよね、そんなの意味ないとか思っちゃって( ̄∀ ̄;)
ところが今回、この本を読んだことで考えが変わりました。
この「毎日一つずつ」の理由が、実に面白かった。
一気にやるより、少しずつの方がいい理由とは?
作者のかるべさんによると、断捨離によって幸運が引き寄せられる理由は2つあるそうです。
ひとつは、引き寄せるものを招き込むスペースを作るため。
そしてもうひとつが、脳に揺さぶりをかけるため。
「幸運を呼び込むための余白」というのは、スピリチュアル系の人たちがよく言ってますね。
でも2番目の「脳に揺さぶりをかける」というのは、初めて聞きました。
かるべさんによると、断捨離は一気に全部より、毎日少しずつの方が「脳に揺さぶりをかける」という意味では効果が高いそうです。
馴染んだ景色が毎日少しずつ変わっていくのがいいのだとか。
その「一気にやるより、毎日少しずつ」という理由に励まされて、ようやく私も重い腰を上げることができました。
何より今の体力では、どっちにしろ一気に片付けなどできません。
ズルズルと断捨離を先延ばしにしてきた私にとって、この本との出会いは良いきっかけになりました。
毎日のプチ断捨離が続いている3つの理由
新しい習慣を作るには、まず仕組みづくりからです。
そこで私は「毎日1つずつものを捨てる」という新しい習慣作りのために、以下のルールを設けました。
方法
1. タイミングを決める
2. 1カ所から始める
3. 習慣化アプリの助けをかりる
1つずつ解説していきます。
1.タイミングを決める
何か新しいことを始めて習慣づけるには、今まで習慣として行っていたことにくっつけるやり方が、一番負担が少ないです。
そこで私は
「毎朝トイレから戻ったタイミングで始める」
と決めました。
毎朝起きたらかならずトイレに行くので、これは必ず行われる行動になります。
毎朝としたのは、最優先にしたいことは朝一番でこなしてしまうのが、一番だからです。
朝のうちに済ませてしまえば、夕方や夜になるにつれてじりじりと脇をつついてくる
「まだ何もしていない」
という焦りから解放されます。
それで毎朝トイレから戻ったタイミングと決めました。
2.毎日1カ所だけやる
今まで片付けが出来なかったのは、どこからどう手をつけていいいけばいいのかわからないほど散らかっていたから、というのも大きいです。
だからこそ毎日特定の1カ所だけ、ということを徹底しました。
つまり
「今日はデスク左側3分の1のここだけ」
と決めたら、数日間に渡ってその「デスクの左側3分の1」だけをやるんです。
こうすることで
「今はここだけ見ていればいい」
という集中力が生まれ、ほかのまだ散らかっている部分を見ても焦らなくなりました 。
また、この「特定の1カ所だけやる」という方法は、他にも狭い範囲だけやるので、脳みそに変化の大きさをより効果的に伝えることができるという効果もあります。
今回プチ断捨離を始めたことで、メンタル面にも良い変化が現れたました。
そのことを精神科の先生に話したのですが、先生からも
「ごく狭い範囲だけをやっていくといいですよ」
というアドバイスを受けました。
これは後述の「状況コントロールしている感覚」の形成に大いに役立つものみたいです。
3.習慣化アプリの力を借りる
せっかくだから物事は楽しくやりたいものです。
そこで習慣化をサポートするiPhoneアプリを使うことにしました。
オススメなのが、こちらのアプリ。
ありがたいことに、無料で使えます。
無料で使えるのも嬉しいですが、このアプリのいいところは
- 一度に1つしか目標設定ができない
- 毎日目標クリアするたびに、ちょっとクスっと笑えるコメントが読める
- 継続日数を30日と90日の2種類から選べる
だと思います。
以前もこのアプリのおかげで、30日間新しいことを継続できた経験があります。
なので今回もこのアプリの力を使うことにしました。
今回は思い切って90日間、プチ断捨離する目標を立てています。
プチ断シャリをして得たメリット
わずか2週間ほどですが、この断捨離とも言えないプチ断シャリには、予想以上の効果がありました。
主に以下のようなメリットです。
- 状況をコントロールしている感じがする
- 自分に自信が持てる
- 見た目にも精神的にもスッキリして気分がいい
以下、詳しく書いていきます。
1.状況をコントロールしてる感じがする
これは本当に不思議な感覚だったのですが、ほんの数日続けただけで、まるで自分が今置かれている状況をコントロールできるかのような感覚を持ちました。
断捨離を始めた当初はもう本当にいろいろと辛くて辛くて、結構やばい精神状態になることもありました。
でもそれがほんの少しずつ片付けを始めたことで、状況は全く変わってないのに、まるで自分を取り巻く状況自体が少しずつ改善されてきているような感覚になったんです。
もちろん、これは錯覚でしょう。
でも錯覚でもいいと思うんです。
多分周りの環境が毎日少しずつでも改善されているのを目の当たりにして、自分を取り巻く環境や条件自体も良い方向に向かっているような、そんな気になったんだと思います。
もう一度言いますが、私は錯覚でも構わないと思っています。
何しろ実際に物事を起こすには、ある程度元気な心がないと無理です。
そしてこの状況をコントロール出来てるかのような感覚は、紛れもなく心を元気にしてくれる原動力になってくれてます。
2.自分に自信が持てる
新しいことを始めて、それを継続できている。
しかも汚かった部屋が、少しずつ少しずつきれいに整って来ている。
これだけ揃えば、
「自分には自分の行動を管理する力がある」
という自信もついてきます。
3.見た目にも精神的にもスッキリして気分がいい
これが断捨離の一番の目的であり、一番の効果でしょう。
毎日視界に入る風景が、少しずつスッキリしてくる。
同時にこれをやったのは自分だという達成感もあるのですから、毎日少しずつ心の垢が落ちているようなスッキリ感です。
まとめ
これから大掃除の季節ですね。
今から少しずつでも断捨離を始めると、今よりずっと気分の良い部屋で年越しができると思います。
たとえ1つずつでも物を捨てていくことには意味があると、今回知りました。
1つずつというのは無理なく続けられる範囲であり、毎日続けることが自信にもつながります。
1つずつ、少しずつなんて意味がないと、以前は思ってました。
でも一番の肝は、脳に変化を見せ続けることだったんですね。
片付けるのを目的にせず、脳に変化を見せ続けるのを目的とすることで、実際に部屋も順調に片付きつつあります。
ものが多すぎて悩んでいる。
でも片付ける体力も時間もない。
こんな悩みを抱えている方の参考になれば嬉しいです。
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