おかげさまで本日、我が家のミニチュアダックスフント・ナナ様が
19歳の誕生日を迎えましたッ!
4月ぐらいから老化がハッキリ目立って、心臓発作を起こしたり食欲をなくしたり…
ここまで来るのに毎日ハラハラしたり喜んだりと、精神的に激動の日々でした。
特に先月の終わりぐらいから2週間近くロクにご飯を食べてくれなかったので、
誕生日目前でこれは…と不安にもなったし、ちょっと色々覚悟を決めたりしてました。
それだけに今日19歳の誕生日を無事に迎えられたことを、
とても嬉しく思っています。
おかげさまでうちの子は長生きですし、見た目も年齢の割には若い方だと思います。
獣医さんにもカルテを見て
「えっ、こんな年齢だったの?」
とかよく驚かれますし(^-^;)
そこで誕生日を記念して、うちの子がここまで元気に長生きできた
要因の中からあまり特殊じゃない秘訣をまとめてみることにしました。
愛犬を家族の一員と思い、
日々大切に接しておられる同志の皆さまの参考になれば幸いです。
決して丈夫ではなかった
本編に入る前に書いておきたいのですが、
ナナたんは元々、決して頑健な子ではありませんでした。
子犬の頃は風邪を引いては吐血していましたし、他にも思いつくだけで
- ヘルニア
- アレルギー
- 血糖値急上昇で危機状態&激太り
- 玉ねぎ中毒になりかけた
- 慢性膵炎
など、他にもいろいろやってきました。
…っていうか大半が飼い主の不注意によるものなので、
今こうして列挙してみて改めて非常に恥ずかしいというか、
懺悔するような気分になるというか(-_-;)
でも逆に言えば、病気がちな子でもケア次第でここまで長く生きられたのです。
日々わんこの体調に気を揉んでるおとーさんおかーさんの
希望になってくれれば幸いです。
それでは本編行きます
獣医にマメに行く
何を基本的なことを、と思われるかもしれませんが、
これが一番決定的だったと思います。
異常が起きた時(あるいは異常が続いた時)など、
すぐに獣医さんに診てもらって事なきを得たことが何度あったことか(´▽`)
何かあった時だけではありません。
普段から定期的に通っていると、
その折々で健康管理に関する適切なアドバイスが聞けます。
それが本当に普段のお世話の役に立つんですよね〜。
獣医さんを探すポイントですが、
やっぱり何と言っても人気のある動物病院が一番です。
うちの子も地域で一番人気の獣医さんにお世話になっているのですが、
ここはもう本当に評判が良くて、犬を飼っている人に会うと
必ずおすすめされるのがこの動物病院でした。
ところが最初の頃は、別の獣医さんにお世話になっていたんです。
というのも人気の動物病院というだけで
混雑してるんでしょ?
と通院担当の家族に嫌な顔をされたんですね。
診療費が高いんじゃないか? という先入観もあったみたいですし…。
実際は高いどころか近隣の動物病院の相場と比べてもちょっと安かったぐらいですが。
そして何よりも、
最初からきちんとした腕の獣医さんにかかっていれば、
手術をしないで済む場合も結構あるみたいなんです。
手術になったら診療費の高い安いどころじゃないですからね(~_~;)
なので一番は、他の飼い主さんの評判だと思います。
もしそういう評判がわからない、
あるいは特に人気の動物病院がないという場合には、
かかってみて実際にどう感じたかが大事だと思います。
今はインターネットでいろんな情報が手に入るから、
飼い主さんも結構勉強していますよね。
初期の頃のワクチンは何種混合は問題が出てる、とか。
ちょっとこの獣医さん、不勉強かも。
そんなふうに感じることが増えた場合には、
他の動物病院の評判を調べてみてもいいと思います。
食餌に気をつける
これも健康意識の高い人にとっては当たり前のことに思われるかもしれませんが、
やっぱり食べるものというのは本当に重要です。
うちのナナはペ○ィ○リー○ャム(伏せ字の意味あるか?)とか
食べさせると下痢になって大変だったので、
昔から安いドッグフードは食べさせられませんでした(T_T)
それに加えてアレルギーにもなってしまったので、
獣医さんで推奨してるようなお高いドッグフードをあげてた期間が
長かったです(T_T)(T_T)
泣いてはいますが、これが結果的に良かったんだと思います。
慢性膵炎なので、膵炎の回復期には、このフードをあげてました。
低糖・低脂肪ドッグフード人間も食べられる素材を使用、を謳ってるだけに、
人間がかじっても鰹節ビスケットって感じで
結構美味しかったです(←横取りして食べてみた人)。
数年前からは飼い主自身が体の立て直しのために
食生活に気を遣うようになったので、ナナ様も手作りご飯にシフトしてます。
おかげで口が奢ってしまって、
多分もう市販のドッグフードは食べてくれないかも(^-^;)
サプリメントはマジでいい
サプリメントと言っても色々ですが、
気軽にあげられるサプリメントもあります。
ナナには子犬の頃から
- エビオス
- ビオフェルミン
などをおやつ代わりに与えていました。
ポリポリカリカリと、目を細めて嬉しそうにかじってましたね〜(´▽`)
両方ともお腹にいいので、ナナたんの体質改善や底力アップに
貢献してくれたと思っています。
更にアレルギーがきっかけで今度は本格的にサプリメントを
飲ませることになるのですが、獣医さんに処方されたのが
- DHA&EPA
これ見て「あれ、人間用のでイケるんじゃない?」と思ったので
獣医さんに相談したところ、量を加減すれば大丈夫とのことだったので
人間用のDHA&EPAを分割して与えました。
いや、人間用だと安く手に入りますから(笑)
サプリメントの瓶ごと獣医さんに持って行って、
容量だとか内容だとか見てもらうと
「これだったら半分を一日おきに」
って具体的にアドバイスもらえるのでオススメです。
最重要項目! トシだと諦めず、声をかけ続ける
今さら食餌もサプリメントも遅い!
と思われたシニア犬のママさんパパさん、ちょっと待った!!
トシだと諦めないって、今からサプリメントあげろってこと?
いえいえ、そういうことではありません。
いや確かにサプリメントあげてもいいかもしれませんが。
これから一番大切な心構えについて伝授いたします。
それは「もうこの子はトシだから」という言葉を
封印することです!!
若いね若いねと声をかけ続けた結果…!
この子が何歳くらいだったかな?
もう何年も前、確か10代前半〜半ばの頃に、
頑固になる兆候が現れたんです。
その時に獣医さんから
「年の割には若々しいねって声かけてあげるといいですよ」
ってアドバイスいただきまして、それ以来
「すごいねナナたん、若いよ〜!」
「うーんナナたん、そんな年に見えないねっ!」
と声かけを続けました。
そのうち気づいたら人間側も一切ナナをシニア扱いする気もなくなり、
その頃にはまたナナたんも好奇心とかが戻ってきて本当に若々しくなってしまいました。
実際ナナたんが本格的に老け込んだのは、今年に入ってしばらく経ってから。
年齢にして18歳と数ヶ月が経過してからですので、悪くないと思います。
実は認知症が始まった? と言われてた時期もあった
もう一つ、こちらの意識がすごく重要なんだと思わされたことがありました。
私が一人暮らしをしている間、母は張り合いをなくしたのか、
ちょっとうつ状態に近いことになってたんですね。
そうすると必然ナナたんにも無関心になって、
あまり声をかけない日々が続いたようです。
発病で一人暮らしができなくなって実家に帰った私が目にしたのは、
どんよりした家の中で表情をなくしてウロウロ歩き回るナナたんの姿でした。
ちょうどその頃家族に不幸があったので親族が我が家に集まったのですが、
「認知(症)が始まったね」
と言われるくらい。
ああ、思い出すだけで切ない。
私はとにかく、脳天気にナナたんに声をかけまくりました。
「もう耳が遠くなってて聞こえないから」
と言われましたが、久しぶりに会ったナナたんに
何かとちょっかいを出したかったので、声をかけるだけでも満足でした。
するとどうでしょう。
数週間経つ頃には表情も戻り、徘徊もなくなったのです。
その後何度か夜に落ち着きなくハッスルするたびに
「いよいよ認知症か??」
と思いましたが、それらは体がしんどくて気を紛らわせるために
動き回っていたようです。
獣医さんに恐る恐る可能性を聞いてみたら
「認知症が始まるとしたら遅すぎる」
とキッパリ言われました。
うん、確かに16,7じゃ遅いかも…(笑)
かけたいままに声をかけよう!
超高齢。
耳が聞こえない。
目が見えない。
それでも声かけって、伝わっているのかもしれません。
だから私は声を大にして言いたい。
あきらめるな、と。
それにね、別に奇跡的な何かが起きなくたって、いいじゃないですか。
お互いに短い一生の中で、一緒にいられることが既に奇跡なのですから。
別に何か期待しなくたって、
かけたいままに声を掛けてちょっかいかけて、
喜んでいればいいんだと思います。
もう一度思い出しましょうよ。
この柔らかい温かさと、そばにいる喜びを。
まとめ
獣医に食餌にサプリメント、どれも大切なのは間違いないけど、
土台になるのはやっぱり最後の「諦めずに声をかけ続ける」じゃないかと思います。
今まで色々失敗もしでかしてきました。
ただ単に運が良かっただけなのかも知れません。
それでもやっぱり、ママさんパパさんができることは確実にあると思っています。
少しでも愛犬命な皆様の参考になれば幸いですm(_ _)m
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